メロディアスな文章、軽妙なる迫真
この本は「口説く」と「愛人学」を合わせて1冊にしたお得な本です。 少し分厚いですが。なかにし礼さんの文章は、本当に素晴らしい。 読んだ方はわかると思いますが、メロディアスでテンポ良く、 さすがに、なかにし礼としか言い様がありません。 しかも「女」を題材にしているので、それが支柱になり、 様々な引用、奔放な文章にも一層の統一感が生まれ、 読んでいて物凄く気持ちが良い。 さらに、なかにしさんは古典をよく勉強している人でもあるので、 品と風格も備わっています。 こういう本はあるようで、なかなかありません。 お勧めです。
新潮社
|